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福井大学にて

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福井大学教育地域科学部での日本音楽演習の授業が今年も無事終わりました。流石、音楽の先生の卵の方たち!!一週間で「さくらさくら」と「六段の調」など演奏されました♪今日は講座が無事に終わり、晴れ晴れと皆さんと記念撮影。直井くん、田嶋くん、有田さん、木村さん、近藤さん、永田さん、西川さん、お疲れ様でした!!素敵な先生になって下さることをお祈りいたします。

ルーマニアの映像発見

http://www.youtube.com/watch?v=aZuoHLBTVvg

YOU-TUBEを見ていましたら、なつかしいルーマニアでの映像を発見しました。お琴を演奏しているのは私です。おととし2011年9月にルーマニア・エネスク音楽祭で城ノ内ミサさんの曲を演奏しました!明後日、羽田空港国際線ロビーで演奏致します♪

葉山しおさい公園

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ちょうど一か月後に控えた、葉山芸術祭参加のしおさい公園お茶会での演奏のための打合せに葉山町にあるしおさい公園を訪れました。ここは元は御用邸のお庭だったところで、お隣は御用邸、海も目の前という、風光明媚な日本庭園です。昨年は天皇皇后様両陛下や皇太子様御一家もお見えになったところです。お庭に咲くぼたんと芍薬があまりに見事でした。

しょうぶ園

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横須賀市しょうぶ園、今の季節は少し早めに咲いた藤の花や、こでまり、しゃくなげ、など、美しい花々で彩られています。6月の日曜日にはしょうぶ園コンサートがあって、打合せのため伺ったしょうぶ園で、本当に綺麗なお花たちに会いました。

自然の中で

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逗子にある米軍基地の中に、美しい森と池があります。その周囲に逗子葉山ライオンズクラブの皆様が桜の木を数年前に植樹されました。今日はその桜の木のふもとで、演奏を致しました。鶯が近くまで飛んできて、お琴と一緒に歌いました。

灌仏会御奉納演奏

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鎌倉の長谷寺さんにて、花まつりの御法要の前後に御奉納の演奏をさせて頂きました。桜の新緑の下、お釈迦様の御尊像のところにはお祝いの美しい花々が飾られて、たくさんの方々がお参りにお見えになっていらっしゃいました。本当に有難い一日となりました。

長谷寺さんにて発表会

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長谷寺さんにて、琴アカデミーの皆さんと内輪での発表会を行いました。昨夜までの暴風雨で、午後からに変更しての開催でしたが、すっかりお天気も良くなり、有難かったです。風が強く記念撮影は大変でしたが、お花の美しい長谷寺さんにて、幸せな時間となりました。

春爛漫

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今日は鎌倉で鶯の鳴き声が初めて聞こえました。春がやって参りました!!先日買ったカメラの望遠が嬉しくて、お花を撮影してみました。お花たちの歌が聞こえてきそうで、春はステキです♪

あぶくま抄

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音楽とは関係ないのですが、今日の福島民報新聞の“あぶくま抄”コラム記事に、共感できるものがありましたのでそのまま転載したいと思います。
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〈目覚めると、ベッドの中の自分が…毒虫に変わっていることに気がついた〉F・カフカの小説「変身」(山下肇・万里訳)の一節だ。もしアイナメに心があるなら、同様の不条理に戸惑っているはずだ▼福島第一原発の港湾内の一匹から、1キロ当たり51万ベクレルの放射性セシウムが検出された。これまで捕獲された魚類では最大値で、基準の五千百倍にも当たる。原発から高濃度の汚染水が海水に流出し続けており、「セシウムが濃縮された結果」とされる。東京電力は「魚の駆除や港湾口の閉鎖などを進めたい」としている▼港外へ泳ぎ出たり、風評被害を防いだりするため、対策が必要には違いない。とはいえ、駆除は「(害虫などを)薬品などを使って、追い出したり、殺したりすること」を意味する。アイナメは「愛魚女」とも表記するほどおいしく、釣り人にも人気が高い。古くから親しまれてきた。「害魚」扱いは、手のひらを返したようだ▼事故後、警戒区域では牛や豚、鶏など家畜が「殺処分」された。邪魔なものを排除する-。使われる言葉の背後に、思い上がりや他の生きものへの蔑視が見え隠れする。変わるべきは、むしろ人間ではないか。

福島県南相馬市にて

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 財団法人南相馬市文化振興事業団からのお招きで、南相馬にある2ヶ所の仮設住宅と、別の仮設住宅がたくさんある場所に近いショッピングモールで演奏して参りました。私が伺った南相馬市原町区には数え切れない程たくさんの仮設住宅がありました。尺八の善養寺惠介さんと、パーカッションのよしうらけんじさんにも共演して頂きました。
 親戚が大勢暮らすこの地で、何か演奏でお役に立てることがあるならば、といつも思いつつも、一方では、悲しくて、今までどうしても楽器を演奏する気持ちになれなかったのも事実です。
 どの会場でも、お客様は心から楽しみにして笑顔で私たちの演奏を迎えて下さいました。よく知られた「さくら幻想曲」や「アベマリア」、善養寺さんの素晴らしい古典本曲、よしうらさんの楽しいパーカッションソロなど、いろいろな曲を聴いて頂く中で、小さい頃から聴いた「相馬盆踊唄」や「ふるさと」も皆様にも歌って頂きました。

 相馬盆踊唄の歌詞です…
「ハアアーアイョー 今年ゃ豊年だよ
穂に穂が咲いてよヨー
ハアアー 道の小草にも
ヤレサナ 米がなるヨ

ハアアーアイョー 道の小草に
米がなるときはヨー
ハアアー 山の木萱に
ヤレサナ 米がなるヨ・・・」

 美味しいお米がたくさんとれる、本当に豊かで美しい土地でした。日の出と共に起き、日没と共に仕事を終える、農家の豊かな家で暮らす実直な方たちです。今は仮設に暮らす方たちが、涙とともに歌って下さるお姿に、胸が詰まってなりませんでした。
 震災から2年、家はあっても、戻ることが出来ません。電車もありません。若い方のお姿がみえません。南相馬に行くには、全村避難されている静まりかえった飯館村を通過する必要があります。まだ保障のお話も進んでいないそうです。現地に行ってみないとわからないことがたくさんたくさんありました。

 どんなに大変かわかりませんが、美しい笑顔で、逆に私たちをねぎらい心配して下さったご年配の方のお姿が大勢いらっしゃいました。あるがままを受け入れて、たんたんと過ごしていらっしゃる、そしてなおも私たちを思いやる貴いお姿に、私は言葉を失いました。

 これで良いのでしょうか。何とかならないのでしょうか。

 美味しいお米や野菜のとれる大地、きらきらしたお魚の泳ぐ海、楽しく囀る小鳥たち、飛び回る虫たち。大自然と共に生きることを教えてくれた私たちの御先祖様がいらっしゃいました。本当に心が痛くてなりません。

 笑顔で見送って下さった方たちに手を振りながら、人としての大切なことを教えて頂いた、旅となりました。

 お出会いに感謝を込めて、心から心から復興を祈ります。